研究の果て

この猫の目で未来を知ったって、いつの未来なのだか分からなかったら意味が無いに等しい。




「確か、近くに時計塔があったはずだ。あそこは年月日も出てたはず」

目線をずらす。


「あ、あったあった…」

「………」

時計塔では今日、今の時刻よりも3分先を指していた。