研究の果て

「近過ぎるだろ」


しかしここで怖気付いていたら、今までの努力は何だったのか。



また目線を研究所へむけた。



窓からは、熱心に顕微鏡を覗く男が見えた。


「誰だあれは」


しかしここは研究所だ。誰でも良いじゃないか。



しばらくその男を眺めていると、ある異変に気がついた、