とある夢追人の物語


無断欠席がもの凄くダメな事でしょう?
Cランクの御高い高校に行くんだから。


休む度に言われてたし。叩かれた。

自分の娘が不登校になるんだもん、怒るよね。

だから、皆嫌いだった。自分も。
誰もわかってくれないって。


それで無理矢理行った日。
☆★☆2006年9月13日★☆★
今日は本当に面白くない事があって。でもそんな事でもきっと、いつかこれを読んだ時笑えるよね。だから書く。
6時間目 総合の授業で学校祭の取り組みだった。「何するの?」ってグループの代表に聞いたら「今日は何もする事ないんだよね」と言われたから見つかるまで窓から外を見ていた。気がつけば、作業をしてるし。呼ばれなかったし、先生も見てみぬふり。泣きたくなった。誰も声をかけてくれない。「必要ないんだ」「居らなかったんでしょ」そい思いながら外をずっと45分間眺めていた。途中泣きたくなったし、辛かった。でも楽しい事考えてなんとか乗り越えた。
本当は辛くて耐えられなかった。頑張ったと思う。自分なりに。
普通、先生だってなんか言ってくれるじゃん。参加すればよかった?だって必要ないから。「今日する事ない」とか言って外して集まってやってたでしょう。
何で、何で自分が外されなきゃいけないの?何かした?悪口言った?
何もしてないよね。ただ聞いて参加しようとしただけ。
何で、私なの?何でここまでされなきゃならないの?何でってしか言えない。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

その日。
ずっと窓を見つめて涙を堪えてた。
泣くもんかって。

そんな姿を、わざわざグループの中の二人が交互に顔を見にきた。

泣いてたら笑ってやろうって感じで。


心配の顔じゃなかった。

人を貶す顔。

指さして、もう一人を呼んで。
肩を叩きあって口に手をあててニヤニヤ笑ってた。


先生もクラスの状況知ってたし、母親が何度も先生に言った事もあった。

でも、証拠がない。そんな風にはみえないって言われた。

でもその時、目の前でその光景を最後まで見てたのに何も言わなかった。


一人になった瞬間だった。