君はよくテレビの話題やくだらない芸人の話を持ってくる。

君が笑うとつられて私も笑ってしまう。


話していると楽しい。
君の笑顔のせいだよ。

男子とはほとんど喋らない私でも一緒にいると楽しくなる。



魔法みたいだ。

私には決して使えない不思議な魔法…。




でも私はたまに思い出す。

高峰くんは計算してるんだ。

私をふくめる女の子達が楽しくなるように。





これは私だけのための魔法ではない。

私は女子たちの一人にしか過ぎないのだから。