ストロベリーキッス ~甘く切ない恋の味~

 私はその男の人について行くように屋上へいった。

   今日は風がそよそよと吹いていてとてもきもちがよかった

   屋上に着いてから1番に口を開いたのは私だった
 
   「あの、先輩話しってなんですか?」

   「・・・」

   先輩は黙ったまま下を向いていた。
  
   「あの!」

   「ゴメン。黙ってて。その呼び出してゴメンね。その・・・」

    はっきりしないな!なんなの!?

   「スキです!つきあってください」

    先輩がなかなか言わなかったからいらだっていたが
    一瞬にしていらだちが驚きに変わった。

    先輩が後輩に向かって敬語を使うのはおかしいと思う。
  
    「あの、ごめんなさい!私先輩のことよく知らないので」

    あの時みたいに保留にしておきたくなかったから
    適当な理由を並べて断った。