小学校6年生の頃初めて告白された。

  相手はクラスの仲でもかっこいいと言われる人。

  でも、私は恋なんてしたことがない。当たり前その人のこともスキではなかった。

  だから断ろうとしたが、放課後だったため下校時間が過ぎており
 
  先生に帰らせられた。

  結局断れないまま、中学校にあがった。

  新しい友達もたくさんできて、話し相手もたくさんいた。

  だけど、告白してくれたあいつとは未だ話していない。

  気まずいというか・・・

  早く断らなければと思うほどなんか緊張して・・・


  あいつはまだ私を好きなんだろうか・・・


  親友の優那と羽那に相談したがわからないまま。


  そんなある日。

  「玲那ー。指名だよぉ~  先輩から~」

  優那のふわわんとした声が聞こえ振り向くと
 
  優那のそばに見たことのない男の人が立っていた

  「その、玲那ちゃん、ちょっといい?」

  「はい。」