溺愛story



「気まぐれだ、気まぐれ。」


「(ほんっとに素直じゃないな~)」


でもまぁ、こんなところにベタ惚れなんですけどね。


「マフラーありがとう、ナツ」

「………。」










「じゃあ、もう帰るけど戸締まりちゃんとして寝ろよ。」


「分かってる。」


玄関でナツのくれたマフラーに顔をうめて素直じゃない彼女に笑いかける。


「じゃあ、また明日。」


「うん。また明日、ユウト…」


「…………。」


ーーーーどうしてこうも可愛いかな…


「うわっ!?ちょと離してよ!!」