「えっ?」
レミエル様の言葉を、私は理解出来なかった
「いや、それは重要ではないですね。
何故、世界は3つに別れていると思いますか?」
世界…?
あまりの威圧感に、私は一歩下がった
「種族は3つに分かれ、世界も3つ存在する…。何故、分かれる必要があったのでしょうか?」
「それは…。」私は言葉が詰まった
生まれた時から、天使とに人間と魔物が居て
世界は3つあって
それは…当たり前の事で…
「それぞれの種族に1つの世界…。そんなもの、無意味に等しい。
なら、この中で一番優れている種族が世界の頂点にたつべきだと思いませんか?」
「優れている、種族…?」
何なの?
一体、何の話をしているの…?
「これがその答えですよ。間もなく、世界から余分な種族が消え去り…選ばれし者のみが生き残る。
その中の頂点に立つのは…我々天使です。」

