「君、待ちなさい!」


門番を軽く避わして
私は塔の奥へと向かう


本当は一般人は入ることが出来ない神の塔
ここに、レミエル様がいる筈



…嘘だ


嘘だ、こんな話



レミエル様が、あの人がそんな酷いことを計画する筈ないもん




自分に言い聞かせながら、私は奥へと進む


丁度、部屋から出てきたレミエル様の姿があった




「レミエルさ「では、計画は順調なのですね?」