「悪いな亜未。天使のお前に成績勝っちゃって…。」


「どうせ私は天使の中で落ちこぼれだし。

それより、他の人からすっごい睨まれてるよ、大地?」



あー…やっぱりなぁ…


俺は溜め息を吐いた

どうりで影でヒソヒソと言われてる訳だ



「くっそ…何で人間だけがこんな肩身の狭い思いしなきゃいけねーんだよ?」


「人間じゃくて、大地だけだろ?」



ソウデスネ、風さん


「けど大地も普通の人間じゃねぇじゃん。力使えるんだし。」



「そうだけどさ…。」俺は心の中である『名前』を唱える
するど、キンと音を立てて光輝く剣が俺の手に握られていた


物心ついた時から俺は、何故か光を操ることが出来た
まるで、何かのRPG に出てくる能力のように…



「そんなおっかない人間相手にしようとする天使なんていねぇだろ。」



「お前に一番言われたくねぇ…。」


この学校で風を敵に回そうとする馬鹿が居たらお目にかかりたい

その時は、血祭りが見れるだろう