「…そうだな。」



いつか必ず来る別れ



けど、永遠に会えない訳じゃない




「じゃあその為に、思い出作りに協力してやるよ。
しょうがねぇから。」



「ったく、好きに言っとけよ。」




ハハッと笑う風



俺もようやく心から笑えた気がした




「亜未も大地みたいに簡単に立ち直ればいいけど…。」



「オイ風!それどういう意味だよ!!」



俺の攻撃を鮮やかに避ける風



まるで兄さんみたいで



友達みたいで



俺達は走って行った