「…。」俺は一瞬言葉を詰まらせた


いきなり何を言われているのか、分からなかった


でも、俺の答えは決まっている



「忘れる筈ねぇだろ!絶対に、お前らの事を忘れる筈が「それで良い。」


「?」風の言葉が理解出来ない

一体、風は何を…?



「お前が忘れないでくれていたら、俺達はお前の心の中で生き続ける。

例え離れていても…俺達はずっとお前の側にいる。」



「風…。」



俺の


心の中に…?



「そう信じていれば、亜未が言うように…必ずまた会える。そうだろ?」


風は笑った



信じていれば


必ず、また会える




「確かに俺はいつか魔界に帰る。けど、それはまだ先だ。王なんかより、お前らといる方が何倍も楽しいしな。


それに…いつか来る別れの時の為に、思い出、一杯作っとかねぇと。」