「ハァ…ハァ…。」
夏
照りつける太陽の暑さなんて無視して
俺ーー杉浦大地は全力疾走を続けていた
この坂を上れば、
俺の通う高校がある
校門をくぐった所で、俺は時計を見る
どうやら、ギリギリ間に合いそうだった
よっし、走った甲斐があったぜ!!
密かにガッツポーズをとる俺
何せこの学校は時間に厳しく、8時半を過ぎると強制的に門が閉められる
現に、俺の真後ろで門がギギ、と音を立てて少しずつ閉められていった
「うぉぉぉ!」
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