…は?
「亜未が休み?珍しいな。」
「ホラ、今日は礼拝の日だから。」
風の言葉に俺はようやく思い出した
今日は天使達にとって、月に一度の礼拝の日
天使が崇める女神様にお祈りを捧げる、大切な日らしい
この日は地上にいる天使が全員ある場所に集まるとか
その場所は、天使しか知らない
「えっ?もしかしなくても昼飯俺一人?」
「悪いな、大地。」
いや、そこ果てしなく否定して欲しかった
別に一人で昼飯とか余裕だけど
何か…落ち着かない
「俺そろそろ時間ヤベェわ。じゃあまた帰りな、大地。」
「あ、あぁ…。」
風は急いで体育館を出ていく
一人残された俺は
何故か、いつもと違う胸騒ぎを感じていた

