壁に至るところにあるステンドグラス



天まで届くような天井



私は、ここを知っている



「まさか…!」



立ち上がって



痛む身体を無理矢理動かす




私の予想が正しければ



ここは、きっと…!




奥に進めば、予想通り広い部屋に着いた
中心に佇んでいる…巨大な樹木



「やっぱり…ここは‘大いなる実り’の…。」





私達天使の聖地



巡礼に行っていた場所であり
女神様が眠る…大切な場所




「私、ここに跳ばされていたなんて…。」



『…誰?』