きっとこの力は



母さんと父さんが…この時の為に俺に与えてくれたんだ



皆を…風と亜未を護れるように…




「…アイツ等なら、大丈夫だよな。」



アイツ等なら



元に戻った地上で



きっと、幸せに暮らしてくれる




それだけで、俺も幸せだ




俺は穴に剣を向けた



一瞬、頭に浮かぶ二人の笑顔



思い出すと、俺も自然に笑えた



…またな、風…亜未…




「‘浄化’!!」




瞬間



俺の視界は光に包まれた