†Daichi's side† 「ぅ…。」 重たい瞼を開いて 俺は目を覚ました …アレ? 俺、一体…? 見えた景色は、一面の木 そして、辺りに漂っている黒い障気 ここ…魔界? じゃあ、さっきの公園は一体…? 何も分からないまま、俺はとりあえず立ち上がる 「っ!」瞬間、身体中に走る激痛に動きが止まった そういえば、俺って城から落とされたんだよな? なら、何で俺は生きてるんだ…? よく身体を見てみると、俺の周りに薄く纏っている白い光があった 「この光が…俺を護ってくれてるのか…?」