そのまま玉座に座らされた『オレ』
レミエルが何かしでかすより先に、荊は『オレ』に取り巻いていった





「っ…く…バカ…な…!!」



レミエルの意識が遠さかっていくと同時に
俺の視界も薄れていく



…やっぱ、肉体と同時に封印されるのか…
ま、俺の本当の心は肉体にあるんたもんな…




薄れていく意識の中



頭に浮かぶ、二人の笑顔




ーー風っ!ーー



ーー風~!ーー



懐かしい、青空の下



俺に笑いかえる、大切な奴等








『…じゃあな…。』



視界が光に包まれて真っ白になっていったーー