「封印…だと!?」
『オレ』が驚きの声を上げた
これはきっと、レミエルも知らない
俺達魔族だけの…トップシークレット
こうしてる間にも、光から荊が生まれて
俺達と城を囲んでいく
「っ…このままでは、君まで巻き込まれてしまうのではないですか、真田風?」
ニヤリ、と『オレ』は笑った
確かに、今の俺はただの精神状態
肉体は、レミエルに乗っ取られている
このまま封印すれば…俺だって…
『…んなの、もう関係ねぇんだよ。
俺ごと、お前の存在を封印してやる。』
俺の言葉に、さすがのレミエルも動揺したのか
『オレ』は冷や汗を流した
キィン、黒色の光か最高潮に輝く
瞬間、俺達は波動によって玉座に飛ばされる
「ぐっ!」

