同じ魔族でも 風に敵う奴は滅多にいない 「…ったく。」 俺は溜め息を吐いて 足元に落ちているバスケットボールを手に取った そして、ゆっくりドリブルしていく 「手加減無しだろ?」 「当たり前。そうこなくっちゃな?」 ニッと笑った風を見て 俺は一気に間合いを攻めた