意識が俺達に向いた隙に レミエルは風に向かって魔法を放つ 「ぐっ…!」 レミエルの放った光の渦に 風はそのまま飲み込まれていった 「亜未…大丈夫か?」 踞っている亜未の元に駆け寄る 亜未はさっきの技を二発も受けた ダメージも相当の筈だ 「ぅ…。」亜未は苦しそうに前を見つめて 震える手を伸ばした 「風!!」 亜未がそう叫ぶと キィンと音を立てて4つの光が風に向かう 光が風の元に辿り着くと 風の周りに光の壁が出来た それによって、レミエルの魔法は風には届かない 「っ…まだだ!」