「この先だ。」 



じいさんと別れて数時間


俺達はまた森の中を歩いていた 



「この先に…地底の穴がある。」



風は少し顔を歪めた



きっと、暴走する前を思い出しているんだろう





「レミエル…。」



ソイツが今回の事件の犯人で




俺の両親の仇…!!




「…ちょっと待って。」




亜未の声に、俺達は足を止めた




「どうした?」



「レミエル様の気配を感じる…。ううん、念を送られてる。

…あそこだよ!!」