さっきの風


只、誰かを襲う事を求めて


只、快楽を求めて



自我もなく、只…本能のままに…




「…謝っても許されないのは分かってる。


けど、本当にごめんなさい。」



亜未は頭を下げた


何で亜未が謝る必要があるんだろう?
悪いのは、全部ソイツの筈なのに…



「二人に何の罪も無い。悪いのは全部、私達天使。


だから、私が…この計画を止める。」



この亜未の言葉に、迷いは無くて



だけど、1つ



1つだけ、違和感があった




「…もう謝るな、亜未。」