ホストの君とキャバ嬢のあたし




「莱…ごめんね…早く帰るから!だから、少しだけ我慢してね?」



「うん…ごめんなさい…ワガママで…」



ワガママなんかじゃないよ…
寂しいのなんて当たり前じゃん。
ママもパパもいないんだから…



「椎!莱!帰るぞ!」



怜央の言葉であたしは、莱を離した。
そうだ、あたしがこんなんじゃ駄目だ!!