ホストの君とキャバ嬢のあたし




莱と麻耶ちゃんは、手を繋いで走っていってしまった。



「危ないよ!!」



「俺らも行くか!」



と、あたし達も手を繋いで莱と麻耶ちゃんの後を追いかけた。
早い…
4歳にしては、早すぎる!!


気づいたら家の近くまでずっと走り続けていた。



「つかまえたー!!」



あたしは、莱を思いっきり抱き締めた。