謝って許されるなら警察いらないんだよ…

俺は、急いで苑くんに電話をかけた。



「もしもし?」



「椎が…屋上から飛び降りた…」



「はっ!?嘘だよな?」



「嘘で電話かけるかよ!!とりあえず…多分○×総合病院だから!!早く向かえ!俺も行くから!!」



「おう!!」



それだけ言って切れた電話は、何故だか虚しさが残った。