椎side



目が覚めると部屋は真っ暗だった。
携帯で時間を確認するとすでに21時を指していた。


ヤバい…
ご飯作ってないや!!
急いでリビングに行くとお兄ちゃんが1人でテレビを見ていた。
莱は…寝たかな?



「椎、お腹空いてないか?」



「お腹は…空いてないや!」



やっぱり…笑えてない…
あたし…このまま笑えないのかな?