「あぁ、椎?ベットの横見てみな?」



あたしは、ゆっくり横を見ると怜央が寝ていた。
なんで?
まさか、昨日からずっといたの?



「し…い?椎!?大丈夫なのか?」



「だい…じょうぶ…だよ?怜央の心配性…」



気づいたら、あたしは怜央に抱きついていた。
お兄ちゃんは、空気を読んで部屋を出ていった。