幸せの形[完]

あたしは、この現実を

受け入れるには時間がかかった。

『ただいま』

そう言って家に入れば

『おかえり』

と言ってくれた

お父さんがいたのに...

『はい!コーヒー!!』

朝、コーヒーをお父さんの部屋に

持って行くと、

『おー、ありがとう』

と笑って受け取ってくれる

お父さんがいたのに...

その生活が...

一瞬にして消えていった。