「・・・。」


「君は もしかして

 エスポワール君では?」


「もしそうだったとしたら

 なんなんです?」


「・・・。

 もしそうだとしたら・・・?」




氷人間ばかりで

寒く 冷たい部屋。

そんな部屋に

ひんやりとした 声が響き渡った。