「お願い」 ちょっぴりぶっきらぼうに言う先輩の顔をちらり、と覗いた。 年上のひとに“お願い”なんて言われたら、断れないじゃない… 知らない人と、1時間だけ屋上で過ごすなんて馬鹿らしいと思ったけれど。 もともと、ここで1時間過ごすつもりだったんだし1時間だったら別にいいかな…… よし、決めた。 『…1時間だけ、ですよ?』 「おう」 こうして、知らない先輩と1時間だけ屋上で過ごすことになった。