「待って、俺は『ごめんなさい。言い訳は聞きたくない』 「ねぇ、ひいくん。何しているの?さっきから」 あたしと同い年くらいの女の人の声がインターホンの奥から聞こえた。 …ひいくん? 浮気相手とずっと一緒にいたんじゃん。 もう嫌…… あたしは走って、走って駅へ向かった。 風に逆らうように走ったため、頬に当たる春風が少し悲しく感じた。