「ったく…なんで携帯なんか忘れんだよ」

「青学ー!」
『ファイッオー!』

遠くに聞こえる青春学園の掛け声
そこには俺の…俺の…大事な…

「はぁ…」

「1!…2!…3!……」

テニスコートまで来ると1年が素振りを
していた

「へぇ、以外と真面目にしてんだな」

「あれー?切原じゃん
こんなとこで何してんだよ
あーー!まさか偵察か!?」

「桃城。偵察なんかしなくっても
俺達立海は全国で優勝できんだよ」

「んだと!?
あのなぁ、お前不二先輩に負けといて
言えんのかの?それ」

「う、るせぇ!
それより、不二さん何処だよ」

相変わらずムカつくやつだぜ

「不二先輩?
なんだ、お前敵討ちに来たのか」

「ちげぇよ」

「不二先輩なら日直で日誌書くから
ってまだ来てねぇよ」

はぁ?自分が届けて欲しいって言って
きたくせに…

「何々~?不二がなんだって?」

「英二先輩」

「不二のことなら俺に任せて!
何でも知ってるぞ?
って切原!?」



「英二先輩、不二先輩どこにいるか
知りません?」

「不二ならまだ教室だと思うけど」

「だってさ、切原」

「あぁ」

「不二は俺の大事な恋人だからね~」

は?

「そ、そうなんすか!?
英二先輩!!」

「えへへ、そうだよーんっ」

なんだ。
やっぱな、そうだと思った