昼の癖に、いつもの様に日当たりの良いキングサイズのベッドに二人で寝そべる。


こんな何気ないゆったりとした時間が好き。



いつか、この日常に大きな壁が訪れるかもしれない。



でも、そんなことを恐れずに前を進み続けたい。



麗羅を起こさない様に、そっとベットを出ようとすると、繋いだ手を離そうとしない麗羅。



パチっと目を薄く開けると




「…どこ行くの?」



「キッチン。」




「えーーーーやだやだ。もーちょっとこのままでいようよ!!!!」





相変わらず彼はわがまま。



お日様みたいに暖かな手はぎゅっと私を優しく握って離さない。




【君と、ひなたぼっこ。】