「……捕まえるよ」



ふわっと、優しくでも、きつく


私の身体に、太くて程よく筋肉のついた


腕に捕らわれる。




「一生逃げられない様に、


何度逃げても、絶対捕えるよ。」





なんとなく、怒ってるのがわかった。


いつもはもっと優しく甘えた声を出す。


こんな麗羅、知らない。


知らない、知らない。