こんな時はそうだ!玄さんに聞いてみよう。


最近中々【Rabit】にも顔出せてなかったし、久しぶりに会いに行こう。



麗羅が居る時に勝手に外出すると騒ぎ出すので麗羅が出かける深夜にこの計画を実行しようと心に決めた。



午後11時を迎えるときっかりに麗羅はスーツに身を包み玄関に出た。




「戸締りはしっかりね!知らない人が来ても開けないこと!」



「はいはい。」



「あー、寂しいなー。今日行くのやめちゃおうかな。」



「…早く行きなさい。」



「じゃあ、行ってらっしゃいのちゅーは?」



「…行ってらっしゃい。」




満面の笑みで睨みつけると、麗羅は怯えながら部屋を出た。



「よし、準備しよう。」