「今なあ!泣きながらホスト二人が辞職表渡しに来たぞっ!」


「あぁ、ごめんね。少し、注意しただけなのになあ。」




今回は少し優しめに言った方だと思う。


大体、俺を怒らせておいて生きているなんて奇跡なんじゃないかな?


無意識に口元を歪める俺を見て伸は深くため息をつきボソッと言った。




「……Love is blind.」



「ん?」


「ハハッ、なんでもない。」