「いいのいいの!それより自分の心配しなよ。美優の相手は誰になるのかなぁ♪」


だった…。


学級委員と言えば、面倒なくせに男とペアだ。


はぁ~面倒臭いなぁ…。



「え~女子の委員は如月美優さんになりました!男子は誰か立候補はいませんか?」


「「「「「はい!!!!!!」」」」」



今まで誰一人手を挙げなかったなのに、美優が学級委員になった瞬間男共はチャンスとばかりに手を挙げてきた。


「モテる女はつらいねぇ♪」


「…はぁ…みんな学級委員やりたいなら男2人でやったらいいのに…。」


私はそんなことを思いながら文句を言っていた。


というより口に出していた。


「美優の彼氏になる人は大変だわ…笑゛」


「??」


訳もわからずもう一人の学級委員が決まるのを待っていた。


「では、学級委員の石井大樹と如月美優さんに決定します。」


やっと相手が決まったようだ。




石井君…かぁ…



かっこいいけど…私のタイプじゃないなぁ…。


どっちかといったら、今朝の人の方が…。


ってあの人の名前…


聞いてない!!



まずかったなぁ…


どうやってハンカチ返そう…。




「美優さん!!」

「あっ石井君。…えっと…よろしくね?」

私が微笑むと石井君は真っ赤になってた。

「どうしたの?なんか真っ赤だよ??」


「いやっ…なっなんでもない!よろしく!じゃっ!!」

それだけ会話をかわすと石井君は去って行った。


変な人だなぁ…。