First☆love

なんか絶対企んでる…。



俺はバレないように後ろを着いて行くことにした。



…なぁ美優…


お前は平気で嘘が付けるのか?


お前は…そうやって男を騙してきたのか?



俺の頭の中はぐちゃぐちゃになってしまった。





俺が尾行してることに気付かない2人…



いや多分山下の奴は気付いてる…


そんな気がする。



「山下君どうかしたの?」


「あ…いやなんでもないよ。笑」



笑ってごまかす山下…。



くそっ!胸くそわりぃ…。



2人は映画や買い物に楽しんでいた。



何も起こらねぇ…。



なんか俺ストーカーみてぇじゃん…。



あほらし…。



帰るか…。




元来た道を帰ろうとした瞬間、




「キャッ!!」


愛しい美優の声が聞こえ振り向いたら、2人は抱き合っていた。



は?!



意味わかんねぇ!




何やってんの!!?





腹立つ…。




今すぐ山下を殴りたい衝動にかられたが、美優を助けた訳だし…我慢することにした。



早く離れろ!