私は知らない間に、涙を流していた。
「やだっ・・・・・・・・・・」
「鈴ちゃん・・・・・?」
「・・・・行かないで・・・・っ」
涙を流しながら、颯人を後ろから抱しめる。
・・・・・これが、最後のわがままだから。
「・・・・だめだよ・・・っ・・行っちゃダメ・・・・・っ」
「鈴ちゃん」
颯人の言葉なんて、耳に入ってこなかった。
目の前の颯人を引き止めるだけで精いっぱいな私。
「だめっ・・・・・!」
「・・・・鈴ちゃん、聞いて」
「やだやだっ」
きっと颯人は“もう契約は終わったんだよ”って私に言うんだ。
私がわがままだから、颯人は困ってる。
困らせたくないの・・・・でも行ってほしくないんだよ・・・・・。
「・・・・鈴ちゃん・・・・」
「ヒクッ・・・今日・・・ヒクッ・・・誕生日っ・・・でしょっ・・・・?」
「・・・・そうだよ?」
「やだっ・・・・・・・・・・」
「鈴ちゃん・・・・・?」
「・・・・行かないで・・・・っ」
涙を流しながら、颯人を後ろから抱しめる。
・・・・・これが、最後のわがままだから。
「・・・・だめだよ・・・っ・・行っちゃダメ・・・・・っ」
「鈴ちゃん」
颯人の言葉なんて、耳に入ってこなかった。
目の前の颯人を引き止めるだけで精いっぱいな私。
「だめっ・・・・・!」
「・・・・鈴ちゃん、聞いて」
「やだやだっ」
きっと颯人は“もう契約は終わったんだよ”って私に言うんだ。
私がわがままだから、颯人は困ってる。
困らせたくないの・・・・でも行ってほしくないんだよ・・・・・。
「・・・・鈴ちゃん・・・・」
「ヒクッ・・・今日・・・ヒクッ・・・誕生日っ・・・でしょっ・・・・?」
「・・・・そうだよ?」