机をたたき、立ち上がる。
私は、颯人なんか好きじゃない。
ただの同居人だもん。
契約でたまたま颯人と出会って・・・・・一緒に過ごしただけ。





「・・・私は、颯人のことを思ってない」





「・・・・そうだよな
じゃなきゃ、俺と同じ名前つけたりしないよな
俺のこと、好きだろ?」




「・・・それは・・・・」





「・・・・・三滝、お前の相手は俺だ」





何・・・・?
奈川が・・・・急に怖くなった。
震えてしまう。動けない。




「・・・・・来い」




「っ・・・・・」





無理やり腕を引っ張られ、ベッドの上に。





「嫌っ・・・・!
奈川、退いて!」




「嫌
三滝、お前は俺のものなんだよ」



・・・・奈川の目つきが変わった。
それはまるで、兎を捕えた獣のような目つきだった。