「・・・・ん・・・」



数時間ほど経って、私は目を覚ました。
辺りは真っ暗だった。
・・・・・どうやら、泣き疲れてそのまま寝てしまったらしい。




「ん・・・ぅ・・・・」



耳元で、突然声が聞こえた。
見ると、隣で眠る颯人が。





「・・・は・・・ゃと・・・・?」




「・・・ん・・」



私と颯人はベッドで寝ていた。
・・・・多分、颯人が運んでくれた・・・・のかな。




「・・・ありがと・・・」




そっと颯人の頭を撫でる。
颯人、私頑張るからね?
颯人がいれば、大丈夫な気がするの。


その夜、私は颯人の隣で再び眠りについた。