緊張と楽しみで足早に歩を進めた。
駅前に行くまでに渡らないといけない交差点に差し掛かったとき、神楽くんを見つけた。
初めて見る制服以外の神楽くんはいつも以上にキラキラと輝いていて、目を反らすことが出来なかった。
「おはよ。ヨウちゃん早いね」
わたしに気づいた神楽くんは最高の笑顔でそう言ってくれた。
「神楽くんこそ早いね。約束の時間までまだ15分もあるよ」
「いや〜楽しみだったから早く来たんだ」
その笑顔が眩しくて‥ドキドキせずにはいられなかった。
季節は真冬。
本来ならすごく寒い筈なのにこのドキドキと煩い心臓のお陰か寒さを感じなかった。
