ハヤトのことは放っておいて‥ コートを羽織り少しヒールの高いブーツを履いた。 玄関先にある姿見に自分を映す。 ふわりと巻いた髪は崩れてないしメイクも大丈夫。 よしっと意気込んでドアノブに触れたそのとき。 「ヨ〜ウ、車に気をつけろよ」 いつかのわたしと同じ様にお腹をボリボリとかきながらスウェット姿のハヤトがやってきた。 ハヤトってば意地悪なくせにたまに優しかったりする。 何度かドキッとしたこともあったなぁ。 そんなことを思いながら待ち合わせ場所の駅へと向かった。