タイ兄に圧勝され、100円を徴収されたハヤトは不貞腐れて寝転んでしまった。
こんな幼稚な奴がかっこいいとは到底思えない。
「ヨウ、今日はサクラちゃんと遊びに行くのか?」
相変わらずニコニコしているタイ兄にそう聞かれヤバイ‥と感じた時には既に遅かった。
「今日は今から男とデートだよな〜」
この後の展開を予想してか、ニヤニヤしながらハヤトが言った。
その瞬間タイ兄の表情が変わった。それはもう般若並みに恐ろしく。
「男〜!?」
「ひぃっ」
そう。
シスコン過ぎるタイ兄はわたしが男とデートをすることを耳に入れると全力で止めてくるのだった。
