『悠生!!』 『先輩』 思わず駆け出した足を的確に蹴られ、 伸ばした腕を、後方に引っ張られた。 『橘―――!?』 そして、圧倒的な速力で橘は道路に飛び込んだ。 『きゃあああああああああ!!』 悲鳴。 血ふぶき。 橘が、橘が――― 『う…うわああああああああああああ!!!』