すぐに現実に引き戻され、ため息をついた。 うちの息子…誰に似たのか、悪ガキなんだよなあ… 特に、母親である華織にぴったり密着してる。 キスも何も出来ない。邪魔されるのだから。 「ぶっぶっぶっ」一応笑い声らしい。 「あ、圭。まだ時間あるから洗濯してくれない?」 「えー…今日は久野の所のカウンセリングなのに…」 「あんだけ遊んでて、まだ会い足りないの!?」