家族を失った真樹だからこそ、言えるんだよな。 そうだ… 真樹はこれから、どうやって生きていくのだろう。 「…そうだな。だったら、少し頼みを聞いてくれ」 神崎は俺に目を向け、ニヤリと笑った。 …ん? 何か悪い予感しかしない。