「圭、泣いてるぞ」


―――!?


手を頬に当ててみると、確かにびっしょり濡れていた。


うわ、恥ずかしい。猛烈に。


「ぐあああっ、ちょ、ごめん!トイレ借りるな、」


「あ、ああ…」


呆然とする真樹の顔をも見ずに、あわててリビングを飛び出す。


そして、何かに突っかかった


「いっ」「きゃ!」「うわっ!?」


え?何で3人?