…もしかして、俺に教養を?


『ああ。私は、君にぴったりだと思っているよ。


 その才能を活かすには、人を助けること以外にない』


―――カウンセラー…。


『どうかな?』


昔の俺のように、悩んでいる子供たちがいる。


その子たちと、痛みを共有することで―――。


…やります。


『やってくれるか』


はい。


俺、やりたいです。